その人がその人で「在る」理由を知りたい

よくお仕事をご一緒する女性で
落ち着いていて女性らしい、
しなやかだけど芯が強くてゆるぎない、
なんというか信頼できる空気感の方がいて。

いつもは仕事の話ばかりだったのだけど
昨日はふと、プライベートな話になって、
その人が数年前に東京の中央線沿いに住んでいて
演劇が好きだということ、
ライターの仕事をしていたことがあったんだよ、などなど
知らなかった面を知って
急にその人となりが立体的になった。

そして、
首もとの手術あと(ほとんど目立たない)を
見せてくれて、
「こういう風にまた仕事できるなんて思ってなかった」
と言って、そしてこれからの展望も
教えてくれた。

すべて、きわめて落ち着いた調子で。



人がその人として「在る」、
その裏にはいろんなことが積み重なっていて
その履歴としての顔であり佇まいがある。

(それは、つい先日写真家船寄剛さんの展示を見てもつよく感じたこと)

積み重ねて来たもの
一見しただけでは知り得ない部分を
私は図々しいながら、とても知りたい。
その厚みがその人の魅力だと思っているから
その魅力をちゃんと伝えたい。

また、その積み重ねて来た物事、
そこでその人が感じた想いが
他の誰かにとっての助けになったりするんじゃないかと思うから
伝えさせてもらうことで、媒介者になりたいと思う。

インタビューの仕事が好きなのはそういうことなのかな。