移り気な人を捕まえたらいいやんって

昔ながらの道具、
とはいえ
値のはる、ものすごく良質なものでもなく、
さりげなく何気ないものが
今けっこう手に入らないのだと知って驚いた。

つい先日、母が東京に来ていたのだけど
連れて行ってほしいと言われて向かった
二度目の谷中、松野屋さん。

そこで、何を買うのかなと思えば、
これ。



(写真は撮らなかったので
インターネットの海から拾ってきました)

たしか、愛知の方で作っているとか
タグに書いていたような。

「どこを探しても見つからない」と、満足顔の母。
紙袋から長めの青い柄を飛び出させて
富山へと帰っていきました。

そういえば、
昔、雑誌「Re:S」の
行き当たりばったり取材で出会った
鳥取・赤碕のまちの写真屋さんのご主人も
草を刈る鎌、
「最近買った日本製のピカピカのんより
中国製かもしれんけど
昔から使ってる「これ」が断然切りやすいって
良心もって誰かが作ってるんやなって思った」
って話しながら見せてくれたっけ。
(それを私たち取材チームは泣きながら聞いていた)

淘汰されてしまったと言えばそれまでのこと。
生き残る努力が足りなかったと聞けば
それもそうだよなあと思ったりする。

「上質な暮らし」ブームで
手仕事がファッション的に消費されたりすることに
眉ひそめる人も多いけど、
光が当たって求める人が増えることはいいことじゃないの?
ほんとうに良かったらずっと使うんじゃ?
この手のことに関していつも私はそう思っていて
光当たった瞬間をチャンスやと思ったらいいやんって思う。
移り気な人に真価をみせて捕まえたらいいやんって。

甘いのかなあ?